一般媒介契約（非専任媒介契約とも呼ばれます）は、売主（不動産の所有者）が複数の不動産会社に対して、自身の物件の販売を依頼する形の契約です。この契約を結ぶことで、売主は複数の不動産会社に売却活動を任せることができます。
一般媒介契約の特徴は以下のとおりです。
- 売主は複数の不動産会社に販売活動を依頼します。それぞれの不動産会社は独立して物件の売却を進めます。
- 売主自身が買主を見つけることも可能です。その場合、買主を見つけた不動産会社を通じずに直接契約を進めることができます。
- 売主は物件が売却された場合にのみ、買主を見つけた不動産会社に対して報酬（通常は成功報酬）を支払います。
一般媒介契約は、多くの不動産会社に物件の売却を依頼できるため、より多くの買主候補に物件をアピールすることが可能です。しかし、一方で各不動産会社が独立して活動するため、売却活動の進行状況を把握するのが難しくなることもあります。また、複数の不動産会社が同じ物件を販売していると、市場に混乱を招く可能性もあります。
