不動産査定は無料?

不動産査定は無料で可能|おすすめの無料査定やデメリットなどを解説
ユーザー
不動査定ってどれくらいお金がかかるの?不動産査定を依頼したいけど、なるべく費用をかけたくない・・・

この記事では上記のような悩みを解決します。

不動産を売却するときは、必ず事前に不動産査定を依頼します。しかし、初めて不動産査定を依頼する人は、できるだけ費用をかけたくないと考える人も多いでしょう。

実は、不動産査定は基本的に無料で依頼できますそして、無料の不動産査定なら一括査定サイトがおすすめです。

この記事では初めて不動産査定を依頼する人に向けて、下記の内容を解説していきます。

  • おすすめの無料査定
  • 有料との違い
  • 無料査定の注意点
  • 無料査定から売却までの流れ

不動産査定について事前に理解すれば、無料で効率よく査定依頼できるため適正価格で不動産を売却できます。ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修
宅地建物取引士 福山 成巳
東証プライム市場上場コンサルティング会社にて15年勤務し、住宅・不動産業界を担当。家・不動産の購入方法から、ローン、構造、デザイン、建築コストまで幅広い知識と業界内の人脈を持つ。愛犬家住宅コーディネーター、愛猫家住宅コーディネーター。

不動産査定とは?基本的に無料で行える

不動産査定とは?基本的に無料で行える

不動産査定とは、土地マンション戸建て物件などの不動産がいくらで売れるのかを算出することです。査定額が分かれば、資産計画が立てられたり、新居購入をする際の予算の目安を考えるられるようになります。

不動産査定は、基本的に無料で行えます。一部有料の査定もありますが、一般的な不動産会社の不動産査定は全て無料です。無料で行う理由は、将来的に自社の顧客になってくれる可能性が高いからです。

自社で不動産売買をしてもらい、その仲介手数料で利益を出しているため、査定自体は営業の一環として行っているという仕組みになります。

不動産査定の有料と無料の違い

有料で行われる不動産査定は、売買のための査定ではなく不動産価値証明のための査定です。一般的には、脱税行為が簡単に行える身内・会社内での不動産取引や裁判で証明書が必要なときに利用します。

なお、有料の不動産査定は不動産会社ではなく、専門家である「不動産鑑定士」によって行われます。不動産鑑定士に依頼した場合の鑑定費用は20万円〜30万円です。一般的な不動産売買では必要ありませんが、念のため把握しておくと良いでしょう。

不動産査定の方法は机上査定と訪問査定の2種類

不動産会社で行う不動産査定には「机上査定」と「訪問査定」という2つの種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

特徴
机上査定 実際に物件を見るずに情報だけで査定する方法。
過去のデータや近辺の取引データ、類似物件などから金額を決定する。
すぐに査定結果が出るが、正確性に欠ける。
訪問査定 実際に物件を見て査定する方法。
家の状態の確認や他の物件との比較などを行って金額を決定する。
正確性は高いが、結果が出るまでに1週間ほどかかる。

基本的には、机上査定依頼した不動産会社から2〜3社ほど絞り、さらに訪問査定を行ってから最後の1社を絞るという風に不動産会社を決定するのが一般的です。

そのため、机上査定と訪問査定をそれぞれ複数社に行って貰うことになります。不動産の査定には2つの方法と、それぞれの査定で1社に絞る必要があることを覚えておくと良いでしょう。

不動産査定を無料で依頼する方法

不動産査定を無料で依頼する方法

不動産査定を無料で依頼する方法は3つあります。

  • 不動産会社へ訪問して直接依頼する
  • 不動産会社の公式HPなどから依頼する
  • 一括サイトなどのWEBサービスを利用する

それぞれの方法ごとの特徴は以下の通りです。

特徴
不動産会社への直接依頼 不動産査定の知識がない人におすすめ。
不動産売買の流れの説明もしてくれるため、初めて売却する方でも安心。ただし、訪問する手間がかかる。
不動産会社の公式HPから依頼 好きな不動産会社がある方におすすめ。
すでに不動産会社を決めている方や知り合いの不動産会社を使う場合はこの方法。
一括査定サイトで依頼 複数の不動産会社で比較したい人におすすめ。
簡単な手続きで複数の不動産会社の査定を行るため、お得に売却したい人はこの方法。

今までは、不動産会社へ訪問して査定の依頼をする必要がありましたが、ネットサービスが普及した現在は、「一括査定サイト」の利用が増えています

不動産売却では複数社の比較が非常に重要なため、その点を簡単にクリアできるのも魅力のひとつです。

初めて不動産売却をする方やお得に売却したいという方は、一括査定サイトを利用してみると良いでしょう。

無料の不動産査定におすすめの一括査定サイト

無料の不動産査定におすすめの一括査定サイト

不動産売買をお得にするには、一括査定サイトがおすすめです。

しかし、

編集部
現在は非常に多くの査定サイトがあるため、どのサービスを選んだら良いか分からない

という方も多いでしょう。

ここでは、初めて不動産査定をする方におすすめの一括査定サイトをおすすめしますそれぞれ特徴を持ったサービスを紹介しますので、自分に合った査定サイトを見つけてみてください。

提携会社 同時査定数 対応エリア 匿名対応
すまいValue 6社 6社 全国
(主に都心部)
SUUMO
不動産売却
2,000社以上 10社 全国
イエウール 2,000社以上 6社 全国
HOME4U 2,000社以上 6社 全国
LIFULL HOMES 4,000社以上 10社 全国

すまいValue

すまいValue画像引用元:https://sumai-value.jp/

すまいValueは不動産業界の最大手6社が共同運営している査定サイトです。「住友不動産販売」「東急リバブル」「三井のリハウス」「小田急不動産」「野村の仲介+」「三菱地所ハウスネット」に依頼できます。

すまいValueのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・不動産業界最大手で安心感がある

・ある程度好条件で売りやすい

・サポート体制が充実している

・集客力と営業力が高くすぐに売れる

・都心部以外のエリアに弱い

・手数料を値引きできない

・6社以外には査定できない

すまいValueのメリットは、不動産業界の最大手グループに依頼できる点です。特に三井のリハウス、住友不動産販売、東急リバブルは業界内TOP3を占める企業なので、実績と信頼感はピカイチでしょう。

デメリットは、都心部以外のエリアにあまり強くない点です。大手企業であるだけに、細かな郊外や地方には対応していない点も多くあります。そのため、地域密着型の不動産に依頼したいという方には合わないでしょう。

すまいValueは、総合的には非常に満足度の高いサービスです。手数料に融通が利く地域密着型のサービスと比較すると金銭面で損してしまう可能性がありますが、サービスの質や営業力、実績の豊富さで選ぶなら、最優先に検討したい査定サイトと言えるでしょう。

\大手6社への無料一括査定!/
すまいValue公式サイトはこちら

SUUMO不動産売却

SUUMO売却査定画像引用元:https://suumo.jp/

SUUMO不動産売却は、リクルートが運営している一括査定サイトです。累計2,000社を超える提携企業から、自分に合った不動産会社を最大10社まで同時に査定できるため、より自分に合った不動産会社を選べます

SUUMO不動産売却のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・リクルート運営で実績と安心感がある

・最大10社まで同時依頼できる

・電話番号なしで依頼できる

・好条件で売れやすい

・相場チェックとしても使える

・不動産会社を絞る手間がある

・大手6社に対応していない

・扱っている物件の種類が少ない

SUUMO不動産売却のメリットは、簡単60秒で最大10社の不動産会社の査定を受けられるという点です。ほとんどの一括査定サイトは。5~6社しか同時に査定を受けられません。

その点、SUUMO不動産売却を選ぶことで、より多くの不動産会社から自分に合った企業を選べます。

デメリットは、取り扱っている物件の種類が少ない点です。SUUMO不動産売却は、「戸建て」「マンション」「土地」の3種類の扱いしかなく、「賃貸アパート(マンション)」や「事務所」などの扱いはありません。

そのため、賃貸や事務所の売却を検討している人には向かないでしょう。

なお、すまいValue以外の一括査定サイトは、三井のリハウス、住友不動産販売、東急リバブルの大手3社に依頼するのはできません。これらの企業に依頼したい方は、住まいValueを選択するようにしてください。

SUUMO不動産売却は、最大10社まで同時に査定できる扱いの多さが魅力の査定サイトです。売却したい不動産の相場をチェックしつつ、少しでも好条件で売りたいという方にはぴったりでしょう。

\複数社への無料査定依頼!/
SUUMO売却査定公式サイトはこちら

イエウール

イエウール画像引用元:​​https://ieul.jp/

イエウールは、東証一部上場企業である株式会社Speeeが運営している一括査定サイトです。累計2,000社を超える企業から、同時に最大6社まで査定できます

豊富な実績と利用者数を誇る勢いから、現在人気の一括査定サイトです。

イエウールのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・2022年の利用者数No.1(東京商工より)

・地方の不動産にも強い

・取り扱い物件の種類が豊富

・机上査定、電話番号無し査定に非対応

・キャンセルができない

・サポートがイマイチ(電話対応非対応)
・大手6社に対応していない

イエウールのメリットは、実績が豊富な点です。

東京商工リサーチによれば、2022年の利用者・エリアカバー率・提携不動産会社数でNo.1になっています。利用者が豊富でエリアカバー率が高いのは大きな魅力と言えるでしょう。

デメリットは、サポート全般がイマイチな点です。

机上査定に対応していなかったり、電話のサポートがなかったり、キャンセルができなかったりと、一括サイトの中でも融通が利きづらい部類のサービスになっています。

イエウールは、豊富な実績で人気も上がっていることから、地方の物件の査定を行いたい方や利用者が多いサービスを使いたいという方にぴったりでしょう。

\不動産いくらで売れる?/
イエウール公式サイトはこちら

HOME4U

HOME4U画像引用元:https://www.home4u.jp/

HOME4Uは、大手企業NTTグループが運営する一括査定サイトです。20年を超える運用で累計15万件以上の査定件数を誇る実績の豊富さと大手ならではの安心感が魅力の査定サイトになっています。

HOME4Uのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・NTTグループで安心感が抜群

・品質の高い不動産会社が多い

・サポート体制が充実している

・集客力と営業力が高くすぐに売れる

・地方の一部に弱いエリアがある

・大手6社に対応していない

HOME4Uのメリットは、NTTグループ運営で実績・安心感に優れている点です。サポート体制も優れており、不動産売却で困った際はどんな内容でも相談に乗ってくれます。

また、20年経っても2,000社のみの提携で、品質が高い不動産会社が揃っているのも魅力のひとつでしょう。

デメリットは、地方の一部に弱いエリアがある点です。

都心部には強いですが、弱いエリアも存在するため、人によっては合わない可能性もあります。特に地域密着型の不動産会社はすくないため、そういった会社に依頼したい方には合わないでしょう。

HOME4Uは実績・安心感に非常に優れているため、大手6社にこだわらないという人は優先的に検討してみると良いでしょう。

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LIFULL HOMES

LIFULL HOME’S画像引用元:https://www.homes.co.jp/satei/

LIFULL HOMESは、賃貸サービスとしても有名な株式会社LIFULLが運営している一括査定サイトです。

賃貸サービスをしているだけあって提携企業が非常に多く、都心部でも地方でもしっかり対応しているのが強みでしょう。

LIFULL HOMESのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・4,000社を超える提供企業の豊富さ

・都心部と地方どちらにも対応

・匿名で利用できる

・不動産会社の情報が多く選びやすい

・大手6社に対応していない

・匿名依頼は対応が良くない場合がある

LIFULL HOMESのメリットは、4,000社を超える提供企業の多さにあります。賃貸サービスを運営しているからこそ、不動産会社情報は他の一括査定サイトと比較しても多いです。

また、匿名での査定もできるため、とりあえず不動産の料金を知りたいという方にもおすすめでしょう。

デメリットは、大手6社に対応していないことです。その他の大きなデメリットはないため、大手6社にこだわらない人は優先的に検討する価値があるでしょう。

また、匿名での査定は稀に対応があまりよくない場合があります。少しでも効率よく顧客を獲得するために、仕方のないところではありますので、真剣に売却を考えている方はしっかりと情報を記入するようにしましょう。


無料の不動産一括査定を利用するメリット

無料の不動産一括査定を利用するメリット

不動産の一括査定サイトを利用するメリットは4つあります。

  • 一度に複数社の査定ができる
  • 無料で不動産査定を依頼できる
  • 匿名でも利用できるサービスがある
  • 手軽に査定に申し込める

それぞれのメリットについて見ていきます。

一度に複数社の査定ができる

不動産の一括査定サイトの最大のメリットは、一度に複数の不動産会社の査定ができる点です。

特に人気のサービスは6社〜10社ほど同時に査定を行えるため、より自分が売却したい金額に近い査定額を出してくれる不動産会社を見つけられます。

同時査定数
すまいValue 最大6社
SUUMO不動産売却 最大10社
イエウール 最大6社
HOME4U 最大6社
LIFULL HOMES 最大10社

また、一度に査定ができるため手間が省けるというのも大きなメリットです。

仮に6社に訪問したとすると、かなりの時間が必要になるため、そういった時間が無駄にならないのもメリットと言えるでしょう。

無料で不動産査定を依頼できる

不動産一括査定サイトも一般的な不動産査定と同様に無料です。不動産一括査定サイトを利用したことのない人の中には、怪しさや不信感を感じている人もいるでしょう。

しかし、特別な紹介料や登録料など一切必要ないため、安心して利用できます。

ちなみに、一括査定サイトは査定をするユーザーではなく、登録している不動産会社から手数料を貰って収益を得ています。不動産会社は一括査定サイトから顧客を獲得できるため、それぞれにメリットがあるという仕組みです。

誰でも無料で利用できるため、不動産査定を検討している方にはぴったりでしょう。

匿名でも利用できるサービスがある

不動産一括査定サイトの中には匿名で利用できるサービスもあります。

編集部

まだ売却するか分からないけど金額だけ気になる

営業電話の対応はしたくない

という方には、匿名で使える一括査定サイトがおすすめです。

今回紹介した中では、LIFULL HOMESが匿名査定に対応しています。匿名査定に必要な情報は戸建て・マンションで異なりますが、おおよそ以下の通りです。

  • 住所(匿名性あり)
  • 間取り
  • 土地面積
  • 建物面積
  • 築年数
  • 構造
  • 建物の階数
  • 土地の権利
  • 主要採光面

個人を特定できる情報は全て匿名性が保護されます。そのため、不動産会社から電話営業はきません

ただし、あくまで匿名依頼なので、通常の査定と比べて対応が薄くなる場合があります。真剣に不動産売却を検討している方は、匿名ではなく情報をしっかりと公開して査定するようにしましょう。

手軽に査定に申し込める

一括査定のメリットは手軽に申し込める点にもあります。不動産の査定と聞くと少し手間に感じる方もいるかもしれませんが、一括査定サイトはネットから手軽に申し込み可能です。

そのため、何かを調べたりどこかに行く必要がありません。不動産売却に伴い忙しくなる方や家から簡単に査定したいという方にぴったりでしょう。

無料の不動産査定を依頼する時の注意点

無料の不動産査定を依頼する時の注意点

無料の不動産査定を依頼する前にいくつか注意点があります。何も分からない状態で不動産査定を依頼すると損をしてしまう可能性があるため、事前に注意点を把握しておきましょう。

不動産査定は必ず複数社に依頼する

無料の不動産査定を依頼するときは1社だけではなく、必ず複数の不動産会社へ依頼しましょう。

不動産の査定額というのは担当者の判断で決まるため、一定の価格ではなく不動産会社ごとにばらつきがあります

そのため、無料の不動産査定を依頼するときは、必ず複数の不動産会社へ依頼し、査定額を比較して契約するところを決めましょう。

必ずしも提示された査定額で売却できるわけではない

査定額というのはあくまで不動産会社によるおおよその売却価格であるため、必ずしも査定額で売却できるというわけではありません。

特に机上査定による査定は、建物の欠陥などを考慮していないため、その金額通りで売却することはほぼ不可能です。

また、契約欲しさに高めの査定額を提示してくる不動産会社も存在します。

こういった不動産会社は、あえて高めに設定して契約を結んだ後、実際は低い売却額で提示したり、売れないことを見越して安い金額で買取を提案してきたりします。

そういった不動産会社に騙されないためにも、自分で相場を把握するのが重要です。また、複数の訪問査定をすればさらに詳しい相場が分かるため、必ず複数社に依頼するようにしましょう。

不動産売却に必要な書類を事前に準備しておく

無料の不動産査定を依頼するときは、事前に必要書類を用意しておくと、査定から売却までの流れがスムーズに進みます

机上査定にはとくに必要な書類はありません。しかし、不動産の詳細が分かる書類を用意しておけば、より査定の精度を高められます。

不動産の詳細が分かる書類は下記の通りです。

  • 登記事項証明書
  • 測量図
  • 公図
  • 建物の図面

上記の書類に加えて訪問査定には下記のような書類が必要です。

  • 登記識別情報または権利証
  • 身分証明書
  • 実印
  • 印鑑証明書

その他にも下記のような書類が用意できればなおよいでしょう。

  • 住宅ローンの残債がわかる書類
  • リフォームや修繕履歴がわかる書類
  • 固定資産税納税通知書
  • 管理費や修繕積立金がわかる書類

不動産会社によって追加で必要な書類があったりするため、事前に不動産会社へ確認しておくと良いでしょう。

不動産査定前に家の状態を把握しておく

不動産査定を依頼する前に家の状態を把握しておき、査定時に担当者へ伝えればプラス評価を得られる可能性があります

たとえば、過去にリフォーム耐震補強工事などを行っていた場合はプラス評価を得られる可能性があります。

その他にも内装や水回りの状態、設備のグレードや利便性なども査定に影響するため把握しておきましょう。

なお、良い点に合わせて悪い点を調べておくのも重要です。不動産売却後に瑕疵が見つかってしまうと、最悪払い戻しや裁判になってしまう場合もあります。

隠しとけばバレないという考えで放っておくのはかなりリスキーですので、必ず悪い点を把握して不動産会社に報告するようにしましょう。

不動産査定はサイトでの一括査定がおすすめ【匿名でも依頼可能】

不動産査定はサイトでの一括査定がおすすめ【匿名でも依頼可能】

不動産査定を依頼するのであれば、一括査定サイトの利用をおすすめします。

不動産一括査定サイトとは、1度の申し込みで複数の不動会社へ査定を依頼できるサービスです。

また、一括査定ではありませんが、匿名で不動産査定が依頼できるサイトもあります。

大まかな査定額が知りたいけど、営業電話やメールが面倒だと感じる人におすすめです。

ここでは不動産一括査定サイトがおすすめな理由を解説していきます。

一度に複数社の査定ができる

一括査定サイトの最大のメリットは、1度に複数の不動産会社の査定を受けられることです。

複数社へ依頼すれば、査定額の相場を把握できるため適切な売出し価格を設定できます。

また、一度にまとめて依頼できるため手間がかからないのは一括査定サイトのメリットです。

一括査定サイトはパソコンやスマホから簡単に利用可能であり、必要情報を入力するだけで依頼できます。所要時間も1〜2分程度です。

無料で不動産査定を依頼できる

不動産一括査定サイトも一般的な不動産査定と同様に無料で利用できます。不動産一括査定サイトを利用したことがない人の中には、怪しさや不信感を感じている人もいるでしょう。

しかし、不動産一括サイトは全く怪しいものではありません。不動産一括査定サイトを無料で利用できる理由は、収益の仕組みに秘密があります。

不動産一括査定サイトは、利用者ではなく、不動産会社からの手数料で収益を得ているため無料で利用できるようになっています。

また、必ず契約しなければいけないという決まりもないため、不動産査定を検討している人には不動産一括査定サイトがおすすめです。

無料の不動産一括査定を利用するデメリット

無料の不動産一括査定を利用するデメリット

不動産一括査定サイトは非常に便利なサービスですが、いくつかデメリットもあるため事前に把握しておきましょう。

ここでは一括査定サイトのデメリットを2つ解説していきます。

営業電話が絶えない状況になる場合がある

不動産一括査定サイトは、1度に複数の不動産会社へ査定依頼できるというメリットがあります。しかし、その分複数社から同時に営業電話やメールが届く可能性が高いです。

しつこい営業電話が苦手な人や気軽に利用した人であれば、不快に感じる場合もあるでしょう。

対策としては、査定依頼時に備考欄へ「営業電話はお断りします。まずはメールでご連絡ください」と記載しておくと良いでしょう。

その状況で営業電話を掛けてくる不動産会社はあまり良くない可能性があるため、省くこともできます。

また、営業を一切受けたくないという方は匿名サービスを利用するのも1つの方法です。

匿名サービスであれば一切営業なしで査定を行えるため、とりあえず金額だけ知りたいという方にはぴったりでしょう。

すべての不動産会社が登録されているわけではない

不動産査定サイトには全ての不動産会社が登録されているわけではありません。そのため、依頼したい不動産会社が含まれていないケースがあります。

編集部
近所の不動産会社にも依頼したいのに登録されていない

といった状況もありえるため、依頼したい不動産会社が決まっている人は注意が必要です。

ただし、すでに不動産会社を決めている方でも、一度は一括査定サイトを利用するのがおすすめしますなぜなら、これまで再三記載した通り、不動産会社をはじめから一つに絞るのは危険だからです。

他社でより条件が出てくることも十分に考えられます。そのため、好きな不動産会社がある方も一括査定サイトを使って、より高額で取引できないかをチェックしてみると良いでしょう。

無料の不動産一括査定へ申し込んでから売却までの流れを解説

無料の一括査定へ申し込んでから売却までの流れ

ここでは無料一括査定へ申し込んでから売却までの流れを解説していきます。

まずは物件の情報を調べる

まずは査定を依頼したい物件の情報を調べて把握しておきましょう。査定時には築年数や土地の面積などの情報が必要になります。

その他にも下記のような情報がわかると、より査定額の精度を上げられます。

  • 住所
  • 建物面積
  • 間取り

この段階で必要書類も集めておくと良いでしょう。

不動産査定に必要な情報を入力する

不動産査定に必要な情報が集まったら、一括査定サイトの入力ホームから必要情報を入力して依頼しましょう。

一括査定サイトによって多少の違いはありますが、基本的には下記のような情報を入力します。

  • 住所
  • 建物延面積
  • 土地面積
  • 築年数
  • 個人情報
  • 売却目的

必要情報を入力したら依頼可能な不動産会社を複数選択して依頼してください。査定結果がわかるまでは当日〜3日と不動産会社によって差があります。

訪問査定を依頼する

机上査定の結果を元に不動産会社を絞り、訪問査定を依頼します。訪問査定を依頼すれば、より精度の高い査定額がわかるため必ず依頼しましょう。

訪問査定の当日は立ち会いの必要があります。また、訪問査定のときに必要な書類もあるため担当者へ確認し、忘れずに用意しておきましょう。

訪問査定の結果がわかるまでは、1週間程度かかるのが一般的です。

不動産会社と媒介契約を結ぶ

訪問査定の結果から契約する不動産会社を選び、媒介契約を結びましょう。

媒介契約とは、不動産を売却したい売主と不動産会社の間でトラブルが起きないように、あらかじめ結んでおく契約で、大きく3種類に分けられます。

種類 同時契約できる
不動産会社数
買手を見つける 報告頻度 有効期間
一般媒介契約 2社以上 義務なし 3ヶ月
専任媒介契約 1社のみ 2週間に1回以上 3ヶ月
専属専任媒介契約 1社のみ 1週間に1回以上 3ヶ月

効率的に家を売却したい方は、専任媒介契約のいずれかを選ぶことをおすすめします。

より自由度が欲しい方は専任媒介契約を、1社の不動産会社にある程度任せたい方は、専属専任媒介契約を結ぶと良いでしょう。

なお、訪問査定を依頼するときは査定額だけではなく、担当者の対応の良し悪しなども見て決める必要があります。

なぜなら、不動産売却は担当者の力量によっても左右されるからです。

訪問査定の時に担当者の対応を見て、信頼できる人かどうか判断しましょう。

売却活動を開始する

不動産会社と媒介契約を結んだら、いよいよ売却活動の開始です。基本的には不動産会社が行ってくれますが、内覧希望者が現れた場合は立ち合いの必要があります。

内覧のときは購入希望者への印象を良くするために、必ず部屋の掃除をしておきましょう。

買主と売買契約を結び売却する

売却活動を経て買主が現れたら、売買契約を結んで売却します。契約後、代金の決済と同時に物件の引き渡しを行い取引終了となります。

このとき、所有権移転手続きや公共料金の支払いを済ませておく必要があります。また、住宅ローンが残っている場合は、抵当権の抹消手続きも行いましょう。

なお、売買契約を結んでから物件の引き渡しまでは、1ヶ月程の期間があるため焦る必要はありません。

不動産を売却する時のコツを紹介

不動産を売却する時のコツを紹介

ここでは不動産を売却する時のコツを紹介します。

なるべく高値で売却したい場合

買主による値切り交渉を想定して、売出し価格を相場よりも少し高めに設定しましょうそうすることで、値下げ交渉された場合でも相場価格で売却可能です。

また、不動産は売却する時期によっても価格が変動するため、価格が高騰する時期を狙うのも良いでしょう。

不動産が1番高く売れる時期は引っ越しが多く行われる2月〜4月です。次点で7〜8月になります。不動産を売り出すには時間がかかるため、価格が高騰する時期の1〜2ヶ月前から準備を始めましょう。

また、どうしても高く売りたいからといって欲張りすぎると、逆に売れない場合もあるため注意が必要です。

とにかく早く売却したい場合

不動産を最も素早く売却する方法は、不動産会社による買取です不動産会社に直接買い取ってもらうため、買主を探す必要がなく素早い売却が可能です。

一般的な不動産売却だと3〜6ヶ月程の期間が必要になりますが、買取であれば早いと1週間程度で売却できます。

しかし、買取は売却価格が相場の60〜70%程度になってしまうというデメリットもあります。

売却価格が相場よりも低くなってしまう理由は、売買仲介ではないからです。売買仲介であれば手数料で利益が出せるため相場価格で売却できます。

しかし、買取の場合は不動産会社が直接買い取り、その後売却するため相場で買い取ると利益が出せなくなってしまいます。

これが買取の売却価格が相場よりも低くなる原因です。

「売却価格は安くてもいいからとにかく早く売却したい」という人には買取をおすすめします。

不動産査定サイトに関するQ&A

売主さん
不動産一括査定は、どのような人が利用しますか?また、どのような悩みや願望があって使うものなのでしょうか?
編集部

不動産の一括査定サービスは、一般的に次のような人々によって利用されます。

  1. 不動産売却を検討している人
      不動産の価値を正確に知り、適切な価格で売却できるかどうかを判断したい場合、一括査定サービスは非常に便利です。一括査定サービスを使用すると、複数の不動産業者から査定額を一度に取得できるため、市場価値を把握しやすくなります。
  2. 不動産投資を検討している人
      投資物件の適切な価格を知るためにも、一括査定サービスは有用です。物件の価値を正確に知れば、購入価格が適切であるかどうか、または投資回収の見込みがあるかどうかを判断できます。
  3. 遺産相続などで不動産を手に入れた人
      遺産相続などで不動産を手に入れた場合、その不動産の価値を知りたい、または売却を検討している場合にも、一括査定サービスが活用されます。

不動産一括査定の利用者の悩みは次のようなものがあります。

  1. 一つの不動産会社に依頼すると、その会社の査定価格のみを知ることになり、他の不動産会社との比較が難しい。一括査定サービスを利用すると、複数の不動産会社の査定額を一度に比較できる。
  2. 時間や手間をかけずに、不動産の適正な価格を知りたい。
  3. 一つの会社に依頼した場合、その会社の売却戦略やマーケティング活動に依存するが、複数の不動産会社から査定を受けることで、より広範な売却戦略を知れる。

このように、不動産の一括査定サイトは、不動産の価値を知り、適切な価格での売却や購入を検討するための有効なツールとなります。

売主さん
不動産査定を複数の業者で依頼するメリットは何ですか?
編集部

不動産査定を複数の業者で依頼することは以下のようなメリットがあります。

  1. 査定価格の比較
      各業者が算出する査定価格を比較ができます。これにより、物件の市場価格をより正確に把握することが可能です。また、一部の業者が高すぎるか低すぎる価格を提示していないかチェックできます。
  2. サービスの比較
      査定価格だけでなく、業者の対応やサービスの質も比較することができます。具体的には、業者の対応の速さ、査定結果の説明の丁寧さ、売却後のサポート体制などが評価ポイントとなります。
  3. 交渉力の強化
      複数の業者から査定価格を得れば、より良い条件を引き出すための交渉材料になります。特に、査定価格が競合する業者が存在する場合、売却価格や契約条件の改善を求める交渉が有利になります。
  4. 売却成功率の向上
      複数の業者に依頼することで、それぞれの業者が持つ顧客やネットワークを活用できます。これにより、より多くの潜在的な買主に物件情報を届けられ、売却成功率が向上する可能性があります。

ただし、複数の業者に査定を依頼するときは、それぞれの業者とのコミュニケーションを丁寧に行うのが重要です。

査定依頼は無料の場合が多いですが、業者によっては依頼後の契約や手数料について異なる条件を設けている場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

売主さん
不動産査定を受けるためにかかる費用はありますか?
編集部

通常、不動産の査定を依頼する際には費用は発生しません。これは、不動産会社がその物件を取り扱う機会を得るために、無料で査定を提供するからです。

しかし、査定を受ける際には、その後の物件の販売や仲介に対して手数料が発生するので、理解するのが重要です。その手数料は、物件の売買価格に対する一定のパーセンテージで計算されます。

一部の専門的な評価サービス、例えば、公認不動産鑑定士による正式な鑑定などは、費用が発生する場合があります。

このようなサービスは、通常の不動産会社による査定とは異なり、より詳細で法的な価値判断を提供します。

そのため、特定の状況下、例えば法的な争いや固定資産税の評価などで必要とされる場合があります。

したがって、不動産の査定を依頼する際には、事前にその査定に費用が発生するかどうかの確認が重要です。また、不動産の売買や仲介にかかる費用や手数料についても、事前に把握しておきましょう。

売主さん
不動産査定の査定額の精度はどの程度ですか?
編集部

不動産の査定額の精度は、査定を行う不動産会社や鑑定士の経験・専門知識、使用される査定方法、そして地域や物件特性などによる市場の動向に大きく依存します。

不動産査定は、物件の場所や築年数、広さ、間取り、建物の状態、周辺環境などの多くの要素を考慮に入れます。さらに、同じエリアの同様の物件の過去の売却価格や現在の市場価格、地域の開発計画なども考慮に入れます。

不動産は個々の物件が独自の特性を持つため、査定額はあくまで「参考価格」であり、実際の売却価格は売主と買主の間の交渉によって決まります。

査定額は市場価格の傾向を反映する一方で、特定の買主が物件に対して抱く価値観やニーズによって、最終的な売却価格は査定額とは異なる場合があります。

不動産査定の精度はある程度の範囲内での価格を示すものであり、実際の売買価格と完全に一致するわけではないので、理解する必要があります。

そのため、一つの査定結果に頼るのではなく、複数の不動産会社から査定を受ければ、より幅広い視点から物件の価値を把握することが可能です。

売主さん
不動産査定を受けなければ、不動産を売却はできませんか?
編集部

不動産を売却するにあたって、不動産査定は必須ではありません。買主と直接交渉して売買価格を決定するのも可能です。

しかし、実際には不動産査定を受けるのが一般的であり、その理由は以下の通りです。

  1. 価格設定の参考
      不動産査定によって、物件の適正な市場価格を把握することができます。これにより、売却価格を設定する際の参考になり、売却価格が市場価格から大幅に外れていないか確認ができます。
  2. 交渉力の強化
      査定価格があれば、買主との交渉において、価格設定の根拠とできます。これにより、交渉力が強化されます。
  3. 買主の信頼獲得
      専門的な査定を受けることによって、買主に対して、売却価格が市場価格と適合を示す証拠となります。これにより、買主の信頼を獲得することができます。

上記の理由から不動産の売却において、不動産査定を受けるのは非常に重要であり、そのメリットは大きいと言えます。

無料の不動産一括査定がおすすめ

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不動産査定を依頼するときは、不動産一括査定サイトがおすすめです。

一括査定サイトであれば、1度に複数の不動産会社へ査定依頼を出せるため簡単に複数社を比較し、査定額の相場を把握できます。

また、必ずどこかの不動産会社と契約しなければならないといった決まりもないため、気軽に利用できます。

これから不動産査定を依頼しようと検討している人は、ぜひ一括査定サイトを利用してみてください。

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失敗しない不動産の売却をサポート!「はじめての不動産売却査定」編集部です!不動産の売却に関しては税金や商慣習などわからないことだらけです。「はじめての不動産売却査定」では、不動産売却に関する本当に知っておきたい大切なことをわかりいやすくシンプルに伝えるメディアです。