建築面積は、建物の土地上の占有面積を指す建築用語です。具体的には、建物の最下層の床面(基礎を含む)が直接地面に接触する部分の面積を指します。これには建物の全ての部分が含まれ、外壁、ポーチ、テラス、車庫などもカウントされます。この面積は、通常、平方メートル(m²)または平方フィート(ft²)などの単位で表されます。
建築面積は、建築設計や不動産評価、ゾーニング法の規制など、さまざまな文脈で使用されます。たとえば、ある地域のゾーニング法では、敷地面積に対する建築面積の比率(建蔽率)が定められていることがあります。これにより、特定の敷地に建てることができる建物の最大サイズが決定されます。
また、建築面積は、建物の構造計画や建築費の見積もりなどを行う際の重要な指標となります。建築面積が大きいほど、建設に必要な材料や労力が増え、それに伴って建築費も増加することが一般的です。
なお、建築面積とは別に「延床面積」という用語もあり、これは建物の各階の床面積の合計を指します。延床面積は、建築面積よりも大きな値となることが一般的です。
参考サイト
床面積の算定方法について