譲渡所得税とは、不動産や株式などの資産を売却(譲渡)して得た利益(譲渡所得)に課される税金のことを指します。
以下は譲渡所得税についての基本的な情報です。
- 譲渡所得の計算
- 譲渡所得は、売却価格から原価(購入時の価格や改良費用など)を引いた金額となります。
- 税率
- 譲渡所得の税率は所得税と住民税の合計で、一般的には20.315%です。ただし、不動産については所有期間や利用状況によって減税措置があります。
- 税金の申告と納税
- 譲渡所得は、その年の確定申告時に申告します。つまり、資産を売却した年の翌年の2月16日から3月15日までに税務署へ申告し、その後納税します。
- 所有期間と税率
- 不動産の譲渡所得については、所有期間により税率が異なる場合があります。たとえば、所有期間が5年以下の場合は39.63%(所得税と住民税の合計)が課され、所有期間が5年を超える場合は20.315%(所得税と住民税の合計)が課されます。
- 非課税措置
- 自宅の譲渡所得に対しては一定の非課税措置があります。具体的には、自宅を売却して得た利益のうち、3000万円までが非課税となる制度があります(ただし、一定の要件を満たす必要があります)。
譲渡所得税には複雑な計算や制度が関わってくるため、具体的な状況に応じて専門家のアドバイスを求めることをおすすめします。