登記済権利証は、不動産の所有者や抵当権者などの権利者が変わった際に、その変更が法務局によって公式に登記され、その確認がされた証明書です。この証明書は、不動産取引において、所有者や権利者の正確な確認を行うために重要な役割を果たします。
登記済権利証には以下の情報が記載されています。
- 不動産(土地や建物)の所在地と面積
- 不動産の所有者の名前と住所
- 不動産に対する権利の種類とその範囲(所有権、抵当権、地役権など)
- 権利が移転した日付とその事由(売買、相続、贈与など)
不動産の売買においては、登記済権利証をもとに物件の権利関係を確認し、所有者が実際に売却する権利を持っているか、また抵当権など他の権利が存在しないかを確認します。登記済権利証は売主から買主へ渡され、所有権移転の登記が完了した後は新たに発行される証明書に置き換えられます。