不動産の売却をしたいなら、まず不動産の査定からと言われています。しかし、不動産査定サイトはたくさんあって、どれを選べばよいか迷いがちです。
この記事では、たくさんある不動産査定サイトの中から、おすすめの10サイトを比較紹介します。不動産査定サイトの選び方やメリット、デメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
東証プライム市場上場コンサルティング会社にて15年勤務し、住宅・不動産業界を担当。家・不動産の購入方法から、ローン、構造、デザイン、建築コストまで幅広い知識と業界内の人脈を持つ。愛犬家住宅コーディネーター、愛猫家住宅コーディネーター。
もくじ
不動産査定サイトとは
不動産査定サイトとは、インターネット上で不動産の査定を実施してくれるサイトです。査定したい不動産の情報を入力すると、無料で複数の不動産会社に査定依頼ができる一括査定サイトや、AI査定や査定シミュレーションサイトが選べます。
AI査定や不動産査定シミュレーションサイト
売却したい不動産情報を入力して、AIや蓄積されたデータによって査定価格を算出できるサイトです。簡単な操作で誰でも気軽に使用できます。また、匿名で査定ができるサービスもあるので、まだ売るつもりがない人にもおすすめできます。
不動産一括査定サイトでサービスの1つとして提供している場合も多く、入力するとすぐに査定結果が出るので最も気軽に利用できる不動産査定といえます。
サイトやデータ量の多さによっても精度は異なりますが、いずれも人が物件を見ずにデータだけで査定額を算出する方法で、不動産会社が査定をする方法に比べると精度は低い査定方法です。
不動産一括査定サイト
不動産査定サイトは、土地面積や建物面積、住所、築年数、建物構造などを入力することで、登録している不動産会社に情報共有し、売主に査定結果を通知する仕組みです。
利用は無料のため、「もし売ったらいくらになるんだろう」という興味本位で利用する人もいます。
不動産査定サイトでは一度にたくさんの不動産会社に査定を依頼できて効率がよく、実際に売買活動を始めたい人にも便利です。
また、AI査定やシミュレーション査定と比べて、不動産会社が調査するため査定額の精度は高めです。
不動産査定の種類
机上査定
簡易査定とも呼ばれる査定方法で、文字通り物件のデータだけを机上で計算し、査定額を算出する方法です。
メリット
不動産を実際に訪問せずに、データだけで査定をする方法なので手間がかからず、査定結果もすぐに出る点が魅力です。
机上査定を一括で依頼できる不動産査定サイトなら、オンライン上で査定したい不動産の情報を入力するだけで、簡単に複数の不動産会社から査定額を出してもらえます。
机上査定は不動産会社の営業担当者と直接会う必要がないですし、その後の契約も断りやすいため、まだ売却活動を始めるつもりがなくても依頼しやすい査定です。
不動産査定サイトによっては、匿名で不動産会社に個人情報を隠して依頼もできる場合もあり、不動産会社とやり取りをしたくない人には安心できるサービスです。
デメリット
不動産は実際に物件を見ないと評価できない場合もあり、訪問査定に比べると精度が劣ります。特に戸建てやマンションは、日照条件や建物の管理状態によって差が出やすいため、売却額とはずれが大きくなる場合があります。
あくまで目安の査定額ではありますが、同じ条件で複数の不動産会社を比べる際には、有効に使える査定額です。
また、情報が多いほど机上査定の精度は高まるため、不動産査定サイトにおいても入力項目が多いほど、実際の相場価格に近づきます。
訪問査定
実際に不動産会社の担当者が不動産を見て、査定額を算出する方法です。
メリット
不動産の状態をしっかり確認するため、査定額が正確な点がメリットです。訪問査定では不動産の管理状態や立地条件、日照条件といった実際に訪問しないと分からない条件を査定額に反映させて算出します。
査定額が適正にできると、相場に合った価格で売り出せるため、効率的かつ高く売却できる可能性も高まります。
また、不動産会社の担当者と疑問点をすり合わせながら査定できるため、納得感も得やすい査定方法です。
訪問査定も原則無料なので誰でも受けられますが、不動産会社の担当者と実際に会って、話をしながら査定をすすめるため、実際に不動産の売却活動を始めたい人に向いています。
デメリット
訪問査定は机上査定に比べて、時間も手間もかかる査定方法です。実際に不動産を見てもらうために、不動産会社の営業担当と連絡を取り、訪問日の調整が必要です。
また、訪問後も査定額が出るまでに時間がかかります。
無料でできる査定ですが、実際に営業担当者と合う必要があるので契約を断りづらい点もデメリットです。
訪問査定を実施しても、机上査定と金額がほとんど変わらない場合もあり、売却活動をまだ始めるつもりがない人には向かない査定方法です。
参照元:不動産流通推進センター
おすすめの不動産査定サイト10選
おすすめの不動産査定サイトを10個比較紹介します。それぞれのサイトで得意とする物件の種類や地域はもちろん、サービスの内容も異なるので、自分に合った不動産査定サイトを探しましょう。
すまいValue
画像引用元:https://sumai-value.jp/
対応エリア | 全国対応 |
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掲載企業数 | 大手6社 |
最大査定数 | 6社 |
対応物件種別 | 戸建て・マンション・土地 |
机上査定 | ◯ |
匿名査定 | × |
サービス開始年月 | 2016年10月 |
運営会社 | 小田急不動産・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介・三井のリハウス・三菱地所ハウスネット |
詳細ページ | – |
すまいValueは、大手6社の一括査定を受けられる不動産査定サイトです。査定依頼件数は40万件を突破し、お客様アンケートでは「安心感がある」と答えた人は96.3%。大手不動産会社の安心感が特徴です。
特徴
すまいValueは不動産大手である下記6社が運営しています。
- 小田急不動産(株)
- 住友不動産販売(株)
- 東急リバブル(株)
- 野村不動産ソリューションズ(株)
- 三井不動産リアルティ(株)
- 三菱地所ハウスネット(株)
提携者数は運営する6社のみで少ないように感じますが、実際は6社合計で900以上の店舗ネットワークがあり、対応地域はもちろん情報量も多い不動産査定サイトです。
また、信頼の大手6社に絞って査定を依頼できるので、悪徳業者に個人情報が渡る心配がなく安心できます。
大手不動産会社ならではのきめ細かなサービスが受けられるほか、申し込みフォームに備考欄があり、売却意思がなくても不動産価値を確認したいだけの場合は事前に申し伝えれば事情を考慮してくれます。
しかし、大手不動産会社の多くは、仲介契約時の報酬はマニュアル化されており、仲介手数料の値引きは引き出しにくい点はデメリットです。また、地域に密着している中小規模の不動産会社は比較できません。
おすすめの人
すまいValueは大手不動産会社に安心して任せたい人に向いています。
提携不動産会社数が多い不動産査定サイトは、より高く売り出し価格を設定してくれる不動産会社に出会いやすい反面、悪徳業者や営業力の低い不動産会社と契約を結ぶリスクもあります。
すまいValueを運営する大手6社は実績のある安心できる不動産会社で、失敗するリスクがない点が最大のメリットです。
すまいValue公式サイトはこちら
イエウール
画像引用元:http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.56227.342934.761.1272&dna=19286
対応エリア | 全国対応 |
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掲載企業数 | 2,000社以上 |
最大査定数 | 6社 |
対応物件種別 | 戸建て・マンション・土地・ビル・店舗・農用地など |
机上査定 | △ |
匿名査定 | × |
サービス開始年月 | ― |
運営会社 | 株式会社Speee |
詳細ページ | イエウール詳細はこちら |
イエウールは、掲載企業2,000社以上の中から最大6社で査定できる不動産査定サイトです。売却成立サポート件数は年間20万件以上を突破しており、実績からも安心して査定できます。
特徴
イエウールは提携不動産者数だけでなく、月間利用者数やエリアカバー率も高い不動産査定サイトです。大手から地方の不動産会社名で満遍なくカバーしており、査定できる物件種類が多い点が特徴です。
不動産業者の紹介サイトで、LINE風の入力画面から簡単に申し込みができますが、その場で机上査定を申し込める仕組みではなく、不動産会社ごとに交渉が必要です。
最大6社に同時依頼できますが、業界最大手との提携はありません。また、電話問い合わせ窓口はないので注意しましょう。
おすすめの人
イエウールは不動産をなるべく高く売りたい人で、売却活動をすぐに始めたい人に向いています。イエウールの最大の魅力は提携不動産会社の幅広さです。
地方にも多くの提携不動産会社があり、より高い査定額を出してくれる不動産会社を見つけやすい不動産査定サイトです。
運営元の株式会社Speeeは不動産関連企業ではなくIT企業なので、不動産取引に関する問い合わせ窓口はありません。
また、机上査定を一括で出す仕組みではなく、最適な不動産会社とスピーディーにマッチングしてくれる不動産査定サイトなので、すぐに売却活動を始めたい人に向いています。
イエウール公式サイトはこちら
ライフルホームズS
画像引用元:https://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.56227.332874.2566.3895&dna=59384
対応エリア | 全国対応 |
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掲載企業数 | 3,819社 |
最大査定数 | 10社 |
対応物件種別 | 戸建て・マンション・土地・倉庫・工場 |
机上査定 | ◯ |
匿名査定 | × |
サービス開始年月 | ― |
運営会社 | 株式会社LIFULL |
詳細ページ | LIFULLHOME’S詳細はこちら |
賃貸物件や中古・新築物件の仲介業者として有名なライフルホームズですが、提携企業数3,819社を誇る不動産一括査定サービスも提供しています。
特徴
業界トップクラスの提携企業数と、10社同時査定依頼が魅力です。
たくさんの不動産業者へ同時に査定を依頼できるので、より高い査定金額を出す不動産会社に出会いやすいだけでなく、相性のいい担当者に出会える可能性が高まります。
マンションのプライスマップサービスを提供しており、地図上で感覚的にマンションの相場が分かる機能も魅力です。
また、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISMSに加え、国内規格であるJIS Q27001も取得しており、個人情報保護の観点からも安心して使用できる不動産査定サイトです。
倉庫や工場といった特殊不動産にも対応しているほか、電話相談にも対応しています。
参照元:RSC不動産情報サイト運営規約
おすすめの人
ライフルホームズは、自分で納得がいく不動産会社を選びたい人におすすめです。提携する不動産会社が多く、同時に10社まで査定を依頼できるため、相場価格をより正確に把握できるだけでなく、より高く不動産を売ってくれる不動産会社に出会いやすい不動産査定サイトです。
また、不動産関連の情報量が多いため、自分で納得いくまで調査しながら売却活動を進められます。
多くの不動産会社に査定を依頼できる点はメリットですが、同時にたくさんの不動産会社と連絡を取り合う必要もあるため、手間をかけたくない人にとってはデメリットにもなります。
ライフルホームズ公式サイトはこちら
SUUMO売却査定
画像引用元:https://suumo.jp/
対応エリア | 全国対応 |
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掲載企業数 | 2,000社以上 |
最大査定数 | 10社 |
対応物件種別 | 戸建て・マンション・土地 |
机上査定 | ◯ |
匿名査定 | × |
サービス開始年月 | ― |
運営会社 | 株式会社リクルート |
詳細ページ | – |
賃貸物件や中古・新築物件の仲介で人気のサイトですが、不動産一括査定のサービスも提供しています。
SUUMO売却査定の利用者満足度は91%と高く、不動産査定・売却で利用した人の満足度が高い不動産査定サイトです。
特徴
コマーシャルでも露出が多いリクルートグループが運営する、知名度の高い不動産情報サイトです。SUUMOは都心部から地方まで幅広い不動産会社と2,000社以上と提携しており、最大同時査定数も10社と多いのが特徴です。
不動産会社が提供しているサービスで絞り込んで検索できる機能があるほか、一括査定の情報入力以外にも、不動産業者に対して要望を入力できる点も魅力です。
また、不動産業者と契約まで進むと、認知度の高いSUUMO上に情報を掲載できます。
匿名査定のサービスはありませんが、電話番号を入力せずに机上査定を依頼できます。業界最大手の不動産業者は提携していません。
おすすめの人
SUUMOは自分に合っている不動産業者を探したい人に向いています。特に特徴的なのが不動産業者ごとに提供しているサービスで絞り込める機能で、不動産会社に求めたいサービスがはっきりしている人には便利です。
例えば不動産会社の営業年数や店舗数といった信頼度を計る絞り込みや、税金や法務相談といった専門的な相談に応じてくれるかどうかまで、入力するだけで自分にぴったりの不動産会社を探せます。
SUUMO売却査定公式サイトはこちら
HOME4U
画像引用元:https://www.home4u.jp/
対応エリア | 全国対応 |
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掲載企業数 | 2,100社 |
最大査定数 | 6社 |
対応物件種別 | 戸建て・マンション・土地 |
机上査定 | ◯ |
匿名査定 | × |
サービス開始年月 | 2001年 |
運営会社 | 株式会社NTTデータ・スマートソーシング |
詳細ページ | – |
HOME4Uは2,100社と提携しており、簡単な入力事項で机上査定ができる不動産査定サイトです。NTTデータグループが運営しているため、個人情報保護の観点からも安心して利用できます。
特徴
HOME4Uは20年以上サービスを提供している不動産一括査定サイトの老舗です。
NTTグループが運営するサイトで、一般財団法人日本情報経済社会推進協会による個人情報の取扱い審査をクリアしており、個人情報流出の心配が低い点が特徴です。
20年間で累計査定件数45万件を超えており、年間利用者数は1,000万人以上と信頼度の高いサイトで、悪徳業者を排除する独自の基準もあり安心して利用できます。
NTTならではのサービスとして、電話で入力代行もしているほか、不動産売買のプロによる電話サポートも魅力です。業界最大手の三井のリハウスや東急リバブル、住友不動産販売とは提携していません。
おすすめの人
実績があり信頼できる不動産査定サイトを探している人にはおすすめです。HOME4Uは個人情報を守る高いセキュリティと、20年以上のサイト運営で培われた悪徳業者排除の仕組みで、最も信頼できる不動産査定サイトです。
地方では対応していないエリアもあるため、地域によっては査定できる不動産会社が少ない点は注意が必要です。
HOME4U公式サイトはこちら
すまいステップ
画像引用元:https://sumai-step.com/
対応エリア | 全国対応 |
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掲載企業数 | 1,000社以上 |
最大査定数 | 4社 |
対応物件種別 | 戸建て・マンション・土地 |
机上査定 | ◯ |
匿名査定 | ◯ |
サービス開始年月 | 2020年4月 |
運営会社 | 株式会社Speee |
詳細ページ | – |
すまいステップはイエウールと同じ株式会社Speeeが運営しています。運営会社はイエウールと同じですが、イエウールとは異なるコンセプトの不動産査定サイトです。
特徴
すまいステップの不動産一括査定は、厳選された優良不動産会社から安心して選べます。
同じ会社が運営する不動産サイトであるイエウールは提携不動産会社2,000以上に対し、すまいステップは1,000程度と少なめですが、サイトのコンセプトが異なります。
すまいステップでは悪徳業者を徹底的に排除する仕組みが魅力です。提携されている不動産会社は、宅地建物取引士、不動産売買の仲介歴5年以上のルールがあり、質の高い担当者を紹介する仕組みがあります。
また、すまいステップでは宅地建物取引士監修記事がたくさん掲載されており、知りたい情報をサイト上で調べられます。
おすすめの人
すまいステップは効率よく質の高い不動産会社を選びたい人に向いています。
たくさんの不動産会社を比較できるイエウールに比べ、安心度の高い不動産会社で絞り込まれたすまいステップは、悪徳業者を徹底して排除しているため安心して使えます。
また、一定の基準をクリアした担当者を紹介してくれるので、不動産会社選びに失敗したくない人にはおすすめです。
一度に4社しか不動産会社を選べない点は他社サイトと比べると見劣りしますが、すでに優良会社で絞り込まれているため、効率的に不動産会社を選べます。
しかし、ある程度経験がある不動産会社しか登録されていないため、とにかく高く売りたいと考えている人はチャンスロスになる可能性もあります。
すまいステップ公式サイトはこちら
おうちクラベル
画像引用元:https://realestate-od.jp/assessment/
対応エリア | 全国対応 |
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掲載企業数 | 1,535社 |
最大査定数 | 15社 |
対応物件種別 | 戸建て・マンション・アパート・土地など |
机上査定 | ◯ |
匿名査定 | × |
サービス開始年月 | 2015年 |
運営会社 | SREホールディングス株式会社 |
詳細ページ | – |
おうちクラベルは、ソニーグループのSREホールディングス株式会社が運営する不動産査定サイトです。
特徴
おうちクラベルは一度に査定を依頼できる不動産会社が15社と多い点が魅力です。他社と比べても同時査定15社は圧倒的に多く、高く売ってくれる不動産会社に出会いやすい不動産サイトです。
誰もが知る大手ソニーグループが運営しているため安心できますし、電機メーカーのソニーグループならではのサービスであるAI査定は他社よりも精度が高く、AI査定のみでも無料で使えます。
運営元のSRE不動産は片手仲介を専門とする不動産会社です。片手仲介は売主か買主どちらかだけと仲介する形態で、不動産会社が負担する範囲が減るため仲介手数料を低く抑えられるメリットがあります。
また、売主と買主両方と契約を結ぼうと自社で囲い込みをされる心配もなく、売主を全面的にサポートしてくれるため、一括査定後にSRE不動産と仲介契約を結べれば、多くのメリットがあります。メール相談は可能ですが、電話窓口はありません。
おすすめの人
たくさんの不動産会社を比較して高額売却を目指したい人に向いています。一度に15社まで同時査定できるため、たくさんの情報を調べられるほか、AI査定も使えば、より精度の高い相場確認ができる不動産査定サイトです。
また、一括査定を使わずに、AI査定でとりあえず相場価格を調べたい人にもおすすめできます。
都市部に強い傾向があり、地方では15社の枠を使いきれなかったり、査定できる不動産会社がなかったりする場合もあるため注意が必要です。
片手仲介専門のSRE不動産も主要都市中心の不動産会社のため、地方には対応していない場合があります。
多くの不動産会社と接点を持てるのは魅力ですが、同時にたくさんの不動産会社と連絡を取り合う必要もあります。手間がかかっても高額で売却したい人にはおすすめです。
おうちクラベル公式サイトはこちら
RE-Guide
画像引用元:https://www.re-guide.jp/
対応エリア | 全国対応 |
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掲載企業数 | 900社以上 |
最大査定数 | 10社 |
対応物件種別 | 戸建て・マンション・土地・事務所・店舗など |
机上査定 | ◯ |
匿名査定 | × |
サービス開始年月 | 2006年 |
運営会社 | 株式会社ウェイブダッシュ |
詳細ページ | – |
ReGuidは、旧SBI不動産一括査定から一新された不動産査定サイトです。独自審査を通過した優良不動産会社を掲載しています。運営17年目になるノウハウを活用し、利用者の満足度を高く維持しています。
特徴
対応物件種類が多く、収益物件も査定依頼できる点が他社との違いです。2006年からサービスを開始している不動産査定サイトの老舗で信頼度が高く、一般住宅はもちろん、アパートや店舗といった収益物件も幅広く対応しています。
長年の運営で培われたノウハウで厳選された不動産会社が多く、都心部から地方まで満遍なく不動産会社と提携しています。
最大10社から同時査定を受けられるほか、Yahoo!と提携しており、アカウントを持っていれば個人情報入力を引き継ぎも可能です。
また、一括査定時の入力項目が多く、より正確な査定が期待できますし、賃料査定にも対応しており、売却だけでなく賃貸の査定額も算出可能です。
おすすめの人
売却以外に賃貸も検討してみたい人におすすめです。賃料査定はほかの不動産査定サイトにはあまりないサービスで、不動産を売却せずに賃貸する方法も考えたい人にとっては便利です。
また、厳選された不動産会社がすでに絞り込まれており、効率よく全国各地の不動産会社を探せるため、不動産会社選びに失敗したくない人にもおすすめできます。
同時査定は10社と多めで、都心部の需要が高い地域で査定額を比較したい人は、高く打ってくれる不動産会社を探しやすい点も魅力です。
また、収益物件まで幅広く扱っている不動産会社が多いので、買主が付きにくい特殊な物件でも仲介不動産業者を見つけやすいです。
提携不動産会社が幅広い点は魅力ですが数は多くなく、地方では比較できる不動産会社の数が少ない場合もあります。
RE-Guide公式サイトはこちら
リビンマッチ
画像引用元:https://www.lvnmatch.jp/
対応エリア | 全国対応 |
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掲載企業数 | 1,700社以上 |
最大査定数 | 6社 |
対応物件種別 | 戸建て・マンション・土地・店舗・倉庫など |
机上査定 | △ |
匿名査定 | × |
サービス開始年月 | 2006年 |
運営会社 | リビン・テクノロジーズ株式会社 |
詳細ページ | リビンマッチ詳細はこちら |
リビンマッチは、2006年のサービス開始から16年に渡って運営してきた実績があります。査定依頼や資料請求件数は累計14万件以上。最短45秒で机上査定を依頼できます。
特徴
リビンマッチでは、買取りの査定もしてくれる点が特徴です。買取りは不動産会社が売りたい不動産を直接買い取ってくれる契約で、不動産をすぐに現金化できる契約です。
買取りは仲介手数料もかからず、売却活動に伴うさまざまな手続きも省略できますが、販売価格は仲介よりも低くなり、6割程度になる場合もあります。
見積依頼はシンプルな作りが魅力で、最短45秒と簡単に依頼できますし、東証グロース上場企業であるリビン・テクノロジーズ株式会社が運営しており、プライバシーマーク認定されており個人情報保護の観点からも安心です。
リビンマッチは机上査定の依頼ではなく、条件に合っている不動産会社の照会サービスで、提携不動産会社は1,700社以上と多く、店舗や倉庫の査定依頼も可能です。
年間12万件の資料請求実績があり、不動産関連情報が豊富で電話サポートもあります。
おすすめの人
リビンマッチは不動産売却を急いでいる人におすすめできます。離婚や相続といった特殊な事情で不動産をすぐに現金化したい場合は、買取査定も実施しているためおすすめの不動産査定サイトです。
依頼方法もシンプルでわずらわしさがなく、すぐに不動産会社と繋がれる点も魅力です。
一括で机上査定を依頼できるサイトではないため、とりあえず相場価格を知りたい人には向いていません。
リビンマッチ公式サイトはこちら
マンションナビ
画像引用元:https://t23m-navi.jp/
対応エリア | 全国対応 |
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掲載企業数 | 2,500社以上 |
最大査定数 | 9社(売却6社+賃貸3社) |
対応物件種別 | マンション |
机上査定 | ◯ |
匿名査定 | ◯ |
サービス開始年月 | 2011年4月 |
運営会社 | マンションリサーチ株式会社 |
詳細ページ | – |
マンションナビは、マンション専用の不動産査定サイトです。全国14万棟ものマンション価格相場を公開しており、さらに9,000万件以上の売買事例データをもとに相場を確認できます。
特徴
マンションナビはマンションの売買に特化した不動産情報サイトです。一括査定では売却で6社まで、賃貸で3社までの一括査定が可能で、売却以外に賃貸も検討できます。
マンションに限定した質の高いAI査定サービスも提供しているほか、会員登録をすればマンションの販売履歴情報や相場推移も調べられるため売り時も分かります。
提携不動産会社数は2,500と多く、フリーダイヤルのサポートデスクもあり、トラブルがあった場合でも応じてくれる不動産査定サイトです。
おすすめの人
マンションの売却を考えている人に幅広くおすすめできます。まだ売却活動を考えていない人でもAI査定や、マンション販売履歴の推移が参考になるほか、賃貸査定にも対応しているため、売却と賃貸どちらを検討している人でも使えます。
また、提携する不動産会社数が多いため、より高く査定してくれる不動産会社と出会えます。
情報が多く自分で納得いくまで不動産会社を探せるだけでなく、サポートデスクでトラブル対応もしてもらえるので、不動産売却初心者でも安心です。
マンションナビ公式サイトはこちら
不動産査定サイト比較表
不動産査定サイトの登録から利用までの流れ
不動産査定サイトによって利用できるサービスや、登録方法に細かな違いはありますが、大まかな流れは共通しています。
しかし、不動産査定サイトから申し込んだあとは、不動産会社それぞれとやり取りをする必要があるため、流れを覚えておきましょう。
- 不動産査定サイトから、査定を依頼したい不動産会社を選ぶ
- 不動産会社からメールや電話で連絡が来る
- 不動産査定サイトで入力した情報を基に、机上査定の結果連絡が来る
- 机上査定の結果や担当者とのやり取りを参考に、2社~3社に絞り込む
- 絞り込んだ不動産会社に訪問査定を依頼する
- 訪問査定の結果を基に、仲介を依頼する1社を選ぶ
- 選んだ不動産会社と媒介契約を結ぶ
訪問査定でも不動産会社によって査定額が異なるほか、担当者の印象を確かめる機会にもなるため、複数社に依頼するようにします。
訪問査定は不動産会社との調整も必要で手間もかかるため、2社~3社程度に厳選するとよいでしょう。
不動産査定サイトを利用するメリット
不動産査定サイトには、さまざまなメリットがあります。
一度に複数の不動産会社で査定できる
通常、不動産査定では1社ずつ不動産会社に問い合わせて査定依頼する必要があります。しかし、不動産査定サイトを利用すれば、一度に複数の不動産会社に査定依頼できます。
査定額の高い不動産会社を選べる
複数の不動産会社に対し一度に依頼できるため、より高く売ってくれる不動産会社を見つけやすいです。不動産は決まった売値は存在せず、いくらで売れるかどうかは需要と共有のバランスで決まります。
しかし、不動産会社の営業力や広告力によって、売れる価格は上下する場合もあるのです。査定額が高い不動産会社ほど、高値で売る自信がある証拠ともいえるため、最終的な売却額にも影響があります。
相性のいい不動産会社を見つけやすい
複数の不動産会社とまとめて交渉できるので、自分に合った不動産会社が見つけやすい点も魅力です。
査定額を出してもらうだけであっても、担当者の印象の違いや、電話やメールでのやり取りの中で、不動産会社ごとの特徴が分かります。
また、要望に応えてくれなかったり、電話がしつこかったりと、実際に契約を進める前に相性が悪そうな不動産会社や悪徳業者を見分ける目安としても使えます。
査定額があまりにも相場とかけ離れている業者も見分けられるので、信頼できない不動産会社を避けられる点もメリットです。
不動産の売却相場が分かる
実際に、不動産査定サイトで査定を依頼した不動産会社に売却を頼まない場合でも、複数の不動産会社で査定してもらうことで、売却予定の不動産価値を調べられます。
不動産会社に直接、机上査定や訪問査定を依頼する方法もありますが、1社だけに依頼すると売却相場が正確かどうかを判断する材料がなく、相場を判断するには信頼性に欠けます。
また、不動産一括査定サイトでは、不動産会社も他社と比べられる前提で査定額を算出するため、信頼度の高い査定額が期待できるのです。
気軽に無料で申し込めるので、すぐに売却の意思がない場合も、売る予定が全くない場合でも、資産価値を確かめるために利用できます。
遠方の不動産査定も依頼できる
売却予定の不動産が遠方にある場合、通常は現地の不動産会社に直接査定を依頼しに行く必要があります。一方、不動産査定サイトを使えば、現地の不動産会社にインターネット上で簡単に査定依頼できるため、わざわざ現地に行って不動産会社を探す必要はありません。
また、不動産査定サイトでも得意とする地域が分かれている場合もあり、売却予定地に合わせてサイトを選べば、より効率的に査定できます。
遠方の不動産を売却したい場合、不動産業者が売主と買主両方に出向き、契約までを代行する持ち回り契約なら、現地に行かずに売却も可能です。
持ち回り契約の場合は特に、不動産の状態や買主を全く知らずに売買するため、信頼できる不動産業者かどうかが、より重要になります。
不動産一括査定サイトを利用すれば、効率的に不動産業者を比較できるため、遠方の不動産を売却したい人にもおすすめできます。
忙しい人でも不動産の査定を依頼できる
不動産査定サイトの利用は、時間がなかなか取れない人に取っては効率的な査定方法です。不動産査定サイトが普及する前は、査定額を比較するためには不動産会社ごとに査定を申し込む必要がありました。
仕事や育児で忙しく、複数の不動産会社に直接査定依頼できない場合でも、不動産査定依頼サイトならインターネットで24時間査定依頼できます。
サイトによっては煩わしい情報入力作業を電話で代行してくれるサービスや、査定依頼後の営業お断りを代行してくれるサービスを提供しているサイトも選べます。
また、電話窓口を設置しているサイトの中には、不動産売買に関するアドバイスや疑問に応えてくれるサービスもあり、不動産業者と関わらずに中立的な立場で疑問を解消してくれるため便利です。
不動産査定サイトのデメリット
デメリットを理解しておくことで、後々後悔するリスクを低減できます。
必ずしも査定額で売却できるわけではない
不動産査定サイトで高額査定されたからといって、必ずしも査定額で売却できるわけではありません。あくまで入力した情報からおおまかに査定した場合の査定額です。
不動産は決まった価格は存在しないため、査定額はあくまで目安に過ぎません。不
動産査定サイトで依頼して分かる査定額は、入力した情報を基に算出される机上査定の代行がほとんどで、実際に不動産業者に訪問査定を依頼すると、不動産の状態によっては査定額がかなりずれる可能性があるのです。
また、不動産会社は一括査定で他社と比べられる前提で査定額を算出するため、やや高めに設定する場合もあります。不動産の相場は日々変動するため、査定日と実際に売却を開始する日で相場が変わる場合もあります。
実際の売り出し価格は売主が査定額を参考に設定するものです。仲介の場合は、査定額で不動産会社がすぐに買い取ってくれるものではない点を理解しておきましょう。
不動産会社から営業のメールや電話が来る
不動産査定サイトに入力した個人情報は、登録している不動産会社に共有され、査定が実施されます。そのため、不動産会社から営業のメールや電話がくることもあります。
たくさんの不動産会社にまとめて査定を依頼できる点はメリットですが、同時にたくさんの不動産業者と連絡を取り合う必要もある点を理解しておきましょう。
また、提携している不動産会社の数が多いほど、条件のいい不動産会社と出会う可能性が高まる一方で、悪徳業者に個人情報が渡ってしまう可能性もあります。
個人情報の取扱いをおろそかにする不動産会社に情報が渡ると、関係のない企業から連絡が来る場合も考えられます。
匿名で不動産の一括査定を依頼できるサイトも選べるため、まだ売却活動を始めるつもりがない人はおすすめです。
地域によっては査定対象外になる
査定したい不動産のあるエリアによっては、査定の対象外となる場合があります。特に地方の場合は、不動産会社が営業に力を入れておらず、査定してもらえない可能性がある点に注意しましょう。
また、不動産一括査定サイトによっては提携している不動産会社が偏っている場合もあり、査定したい不動産が対象エリア外の場合もあります。
地方や田舎の山間部といった人口の少ない場所の不動産の場合、そもそも不動産会社が少ないため、全国対応の不動産査定サイトでも提携している不動産会社がない可能性もあります。
提携している不動産会社が多くても、そもそも査定できる不動産会社が1社~2社程度しかない場合は、一度に査定を依頼して比較調査ができる不動産査定サイトのメリットが薄くなる点も注意が必要です。
提携先の不動産業者しか選べない
不動産査定サイトは、提携している不動産業者にしか査定を依頼できません。
無料で利用できる不動産査定サイトですが、不動産会社は手数料を支払って登録しています。地域密着型の不動産会社は登録していない場合も多い点も覚えておきましょう。
地方の不動産は特に、地元の不動産会社が独自の販売ルートを持っていて、大手企業よりも有利に売却活動を進められる可能性もありますが、不動産査定サイトに登録されていなければ出会えません。
また、最大手企業は独自に不動産査定サイトを持っており、たくさんの不動産会社が提携している不動産査定サイトに参加していない場合もあります。
不動産査定サイトの使い方
不動産査定サイトは、単に不動産の価値を判定してもらうためだけではなく、売却手続きをスムーズに進めるためにも重要なツールです。
机上査定を複数の不動産査定サイトで実施
不動産査定サイトを利用し、まずは机上査定を複数の不動産会社で実施しましょう。
机上査定は情報を入力するだけで、比較的短時間で査定結果を出してもらえるため、可能な限り多くの不動産会社に依頼すると、自分に合った不動産会社にめぐり合う可能性も高まります。
不動産査定サイトは、サイトによって登録している不動産会社も異なります。
都心部や大都市の不動産の場合は特に、売却したい不動産を扱える不動産会社の数も多いため、複数の不動産査定サイトを併用すれば、より多くの不動産会社と接点を持てて便利です。
地方部の不動産の場合は、不動産一括査定サイトだけではなく、地元不動産会社をオンライン上で探し、査定が依頼できるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
2社〜3社に絞って訪問査定を依頼
机上査定で複数の不動産会社から査定額を出してもらったら、査定金額ややり取りを総合的に判断して、2社~3社程度に絞り込んで訪問査定を依頼しましょう。
同じ情報で机上査定をしても、不動産会社によって査定金額は異なります。
不動産には土地や一軒家、マンションといったさまざまな種類がありますが、不動産会社によっても得意な種類が異なり、査定額が高い不動産業者ほど、不動産を高く売却できる自信があると考えられます。
しかし、あまりにも相場とかけ離れた査定額を出している不動産会社は、相場をつかみ切れていない可能性もあるため注意が必要です。
不動産査定サイトを利用すると、不動産会社からの連絡がありますが、疑問がある場合はコミュニケーションを取り、やり取りの中で担当者が信頼できそうかを判断しましょう。
机上査定を依頼した後は、訪問査定を依頼しますが、訪問査定は現地に不動産会社と出向く必要があり手間がかかります。
訪問査定も多いほどたくさんの不動産会社と出会えるため、最低でも2社~3社程度気になる不動産会社を選んで依頼しましょう。
条件・担当者の雰囲気など信頼できる1社と契約
訪問査定では実際に不動産会社の営業担当と顔合わせがあります。不動産会社の営業担当者は、売却活動を進めていく上でパートナーになるため、査定額と同じように大切なポイントです。
訪問査定をしてもらった2〜3社から、査定額や担当者の印象で信頼できると感じた1社を選びましょう。
どんなに優れた担当者であっても、得意分野は異なる場合があります。
訪問査定に際しては、査定額の疑問点はもちろん売却活動をしていく上での質問事項、訪問査定で見てもらいたいアピールポイントを事前に用意し、担当者が納得できる回答をしてくれるかどうかを確認しましょう。
不動産査定サイトの選び方
不動産査定サイトを選ぶときのポイントを3つ紹介します。
最大査定数が多い
不動産査定サイトを選ぶ際は、一度に査定を依頼できる不動産会社数を確認しましょう。不動産査定サイトは、同時に査定を依頼できる不動産会社の数が制限されています。
提携不動産会社が多くても、同時に査定依頼できる会社が少ないと同時査定のメリットが薄くなってしまいます。
一度にたくさんの会社に依頼できれば比較検討しやすいですし、他社の査定額が分かれば、交渉時にも活用できます。また、査定数が多ければ多いほど、不動産サイトのメリットである相場や市場動向に関してより明確に分かるようになりますし、信頼性の高い査定額の算出が可能です。
幅広い不動産やエリアに対応している
売却予定の不動産が地方にある場合、エリアに対応している不動産会社の多い不動産査定サイトを選びましょう。対応できる不動産やエリアが限られてしまう場合、査定できる不動産会社のない可能性があります。
全国エリアに対応している不動産会社は、幅広いネットワークを持った信頼性の高い査定額がわかるため、より幅広い地域に対応している不動産査定サイトはおすすめです。
また、地域密着型の不動産会社と多く提携している不動産査定サイトなら、地域特有の市況や買い手の傾向といった、大手不動産会社が握っていない情報を入手できる可能性もあります。
不動産情報を詳しく入力できる
不動産査定サイトへの情報入力は簡単なほうがよいと考えるかもしれませんが、詳しい情報を入力できるサイトほど、机上査定の精度が高くなります。
机上査定では高い査定額を提示されても、訪問査定では他社よりも低くなる可能性もあります。
あいまいな情報で出された査定額よりも、不動産の詳細な情報を基に算出した査定額であるほど、不動産会社ごとの違いがより明確に分かるようになるため、結果的には効率よく査定ができるのです。
入力した情報が詳細であるほど、不動産会社が物件に対する理解を深められるため、売却に向けたアドバイスや情報提供がより具体的になる可能性もあります。
不動産情報だけでなく、不動産会社への質問や要望を入力できる不動産査定サイトは便利です。例えば、電話連絡や資料送付をしてほしくない人は、要望を入力して不動産会社に伝えられます。
不動産査定に関するQ&A
不動産の査定を行う際には、以下の点に注意してください。
- 査定の依頼先
- また、地元の市場をよく理解している業者に依頼すると、より正確な査定結果が得られる可能性があります。
- 不動産の価値を正確に評価するためには、経験と専門知識を持った業者に査定を依頼することが重要です。
- 複数の業者への査定依頼
- 一つの業者だけに依頼するのではなく、大手、中堅、地元など複数の業者に依頼することで、より広範で正確な価値判断を得ることができます。それぞれの業者が異なる観点や手法で査定を行うため、幅広い視野で不動産の価値を理解することができます。
- 正確な情報の記載
- 査定を行うためには、物件の詳細な情報が必要です。物件の大きさ、間取り、設備、建物の状態、周辺環境など、可能な限り正確かつ詳細な情報を提供しましょう。誤った情報を提供すると、査定結果が不正確になる可能性があるので注意してください。
- 物件の状態を良くする
- 物件のクリーニングや修理を行い、査定時に物件が最高の状態になるようにすると、査定額が上がる可能性があります。
- 査定結果の理解
- 査定結果を受け取った後は、その詳細を理解し、必要であれば業者に説明を求めましょう。どのような基準で評価されたのか、どの部分が価値を高めているのか、または価値を下げているのかを理解することが重要です。
これらのポイントに注意して査定を進めることで、適切な価値評価を得ることができるでしょう。
不動産の査定には主に以下の3つの方法が用いられます。
- 比較方式
- 同じような特性を持つ物件の売買データを比較し、それを基に査定する方法です。この方法は、一般的な住宅の査定によく使われます。
- 収益方式
- 投資物件(賃貸マンション、オフィスビルなど)の場合に用いられる方法で、将来得られるであろう収益を現在価値に換算し、その値を物件価格とする方式です。賃料収入や運営経費などを考慮に入れます。
- 原価方式
- 物件を新築する場合のコストを基に査定する方法です。土地の価格と建物の建築費を加算し、建物の劣化度合いに応じて減価償却を行います。公共施設などの特殊な物件の査定に用いられます。
これらの方法はそれぞれ適用する物件や状況によりますので、査定を行う不動産会社や不動産鑑定士は適切な査定方法を選択し適用します。
査定結果はあくまで参考価格であり、最終的な売却価格は売主と買主間の交渉により決定されます。
- 評価基準の違い
- 不動産仲介会社にはそれぞれ独自の評価基準があります。地域の市場動向、建物の状態、立地、周辺環境、利便性などをどの程度重視するかは会社によって異なります。
- 市場情報の違い
- 不動産仲介会社はそれぞれ異なる情報を持っています。地域の不動産市場についての知識、経験、データは、その会社が手がけた取引や調査に基づいています。そのため、同じ物件でも、市場情報の違いから査定額に差が生じることがあります。
- 利益の考慮
- 仲介会社はビジネスですので、利益を上げるために査定額を高めに設定することもあります。ただし、これは買い手がその価格で購入する意志があるかどうか、または売主がその価格で売却する意向があるかどうかにも依存します。
- 専門性と経験
- 不動産査定は専門的なスキルと経験が必要です。査定員のスキルレベルや経験により、査定額に差が出ることもあります。
これらの要素により、同じ物件でも不動産仲介会社によって査定額が異なることがあります。そのため、物件を売却する際には複数の不動産仲介会社に査定を依頼し、その結果を比較検討することが一般的です。
不動産査定の基本的な流れは以下5つにになります。
- 査定依頼
- 不動産会社や不動産鑑定士に査定依頼を行います。この時点で物件の基本的な情報(物件の種類、住所、建物面積、築年数、間取り等)を提供します。
- 事前調査
- 不動産会社や不動産鑑定士は、依頼者から受け取った情報と、公的な資料(地価公示、登記情報等)を基に、事前に大まかな査定を行います。
- 現地調査
- 不動産会社や不動産鑑定士は、物件の現地調査を行います。この際、物件の状態、周辺環境、設備等をチェックします。
- 詳細査定
- 現地調査後、不動産会社や不動産鑑定士は詳細な査定を行います。物件の特徴や周辺環境、市場の動向、類似物件の取引価格等を考慮して価格を算出します。
- 査定結果の提出
- 査定結果を依頼者に伝えます。査定価格に納得した場合、物件の売却に進みます。
この査定の結果はあくまで参考価格であり、最終的な売却価格は売主と買主間の交渉により決定されます。
不動産査定の結果は、物件の売却、購入、賃貸、ローンの抵当など、さまざまな決定をする際の重要な参考情報となります。
査定結果によって、次のような選択肢が考えられます。
- 売却
- 査定結果が期待値を満たす場合、物件を売却することを選択できます。また、売却価格が期待値を下回る場合でも、現在の市場価格を理解した上で売却するという選択肢もあります。
- 再査定
- 査定結果が期待値を満たさない場合、他の不動産会社や鑑定士に再査定を依頼することも可能です。それぞれの専門家が持つ知識や経験、使用する評価方法が異なるため、査定額には差が出ることがあります。
- 修繕/リノベーション
- 物件の状態が査定額に大きく影響する場合、修繕を行うことで価値を上げることができる可能性があります。しかし、修繕やリノベーションには費用がかかりますので、その費用と査定額の上昇幅を考慮する必要があります。
- 賃貸
- 売却するよりも賃貸に出す方が経済的に有利な場合もあります。賃貸に出すことで定期的な収入を得られ、物件の価値が上がる可能性もあります。
- 売らない
- 査定結果が期待値を満たさない場合、または市場環境が良くないと判断した場合、物件の売却を一時保留にすることも選択肢の一つです。
以上の選択肢はすべて、査定結果、市場状況、個々の資産状況などに基づいて決定されます。具体的な選択をする前には、信頼できる不動産の専門家や金融アドバイザーと相談することが重要です。
おすすめの不動産査定サイトまとめ
不動産売却で重要な不動産査定サイトからおすすめの10サイトを紹介しました。
不動産査定サイトを利用するメリットは、不動産会社一つひとつで査定を申し込む必要がないことです。不動産査定サイトを利用しない場合、申し込む不動産会社ごとに不動産情報を入力しなくてはなりません。
しかし不動産査定サイトを利用すれば、一度の入力で複数社の査定に申し込めます。
なお不動産査定サイトは、以下のポイントに当てはまるものを選びましょう。
- 最大査定数が多い
- 幅広い不動産やエリアに対応している
- 不動産情報を詳しく入力できる
まずは、今回紹介した不動産査定サイトから、気になるサイトを選んで査定を申し込んでみましょう。