抵当権抹消登記

抵当権抹消登記
不動産売却の流れを9ステップで手順通りに解説|必要書類や注意点も紹介

不動産売却の流れ

2023.07.04

抵当権抹消登記とは、不動産に設定された抵当権を消去するための手続きを指します。不動産の貸借や購入時に、借り手や購入者が借金を返済できない場合の保証として、貸し手や売り手は不動産に抵当権を設定します。これにより、借金を返済できない場合、貸し手や売り手はこの抵当権を行使して、不動産を売却し、その売却金から借金を回収することができます。

借金が全て返済された場合、この抵当権は不要となります。そのため、借り手や購入者は抵当権抹消登記を行い、法的に抵当権を消去する必要があります。これにより、不動産の所有者は自由に不動産を売却したり、新たに抵当権を設定したりすることが可能となります。

抵当権抹消登記を行うためには、以下の手続きが必要です。

  1. 抵当権者(貸し手や売り手)からの抵当権抹消同意書の取得
      抵当権者は借金が全て返済されたことを確認し、抵当権の消去に同意する書類を発行します。
  2. 抵当権抹消登記の申請
      抵当権者から取得した同意書と、不動産の登記簿等を法務局に提出し、抵当権抹消登記の申請を行います。

この手続きは、不動産登記の専門家である司法書士が代行することが一般的です。抵当権抹消登記の手続きは、不動産の売買契約や借金の返済が完了した後に行う必要があり、この手続きが適切に行われないと、抵当権が残ったままとなり、不動産の取引に支障を来たす可能性があります。

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